プロダクトデザインコアから、インテリアデザインスタジオの紹介です。モノと空間を主なデザインの対象とし、多岐に渡るプロジェクトを行っているスタジオです。
■研究内容
商空間や住空間、展示空間などのデザインはもちろん、ランドスケープなどの規模の大きなものから、その空間で使う小さなプロダクトまでなんでもデザインする研究室です。
「空間とモノ」「モノと人」との関係性を考えながら、生活を豊かにする様々なデザインの研究を行っています。
■研究室での活動
インテリアデザインスタジオでは学内・外問わずに多くのプロジェクトに取り組んでいます。
学外では2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、パラスポーツの魅力を改めて伝えるための企画展示『アートで表現するパラスポーツ』の展示を行い、実際の施工の現場を見学するなど貴重な体験もしました。
また、東京都や荒川区から助成金を得て取り組むプロジェクトなども行っており、研究室全体で様々なプロジェクトに力を注いでいます。その他にも個人単位でコンペや現代美術家の制作現場に参加したりと、精力的に活動しています。
■機材
・ハイスペックPC
→3DCGを行うための共有パソコンがあります。プロ仕様並みのスペックなので、時間のかかるCG製作もスムーズに進めることが出来ます。
・カッティングプロッター
→カッティングシートや紙をベクターデータで切る機械。空間模型などの添景作りなどにも活躍中。
・デスク
→先生の指導のもと制作された大きなデスクが研究室に開放感を与えています。仕切りがないため、互いのコミュニケーションも取りやすく、日々活気にあふれています。作業台としても十分な広さがあります。
・ソファ
→卒業生が先生と協力して設計した特注のソファがあります。作業の息抜きにみんながくつろいでいます。
■進路・就職先
首都大学東京大学院のほか、丹青社、コクヨ、ミサワホーム、博展、高島屋スペースクリエイツ、コイズミ照明、タカラスペースデザイン、協同工芸社、家具職人など、ディスプレイからオフィスや住宅まで、インテリアに関わる幅広い分野で活躍しています。
研究室facebook
https://www.facebook.com/interiordesignstudio.tmu/■担当教員名とプロフィール
藤原敬介
1968年東京生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、内田繁率いるスタジオ80に勤務。2001年同社退社後、ロンアラッドアソシエイツにてインターン。同年、藤原敬介デザイン事務所設立。プリーツプリーズイッセイミヤケの日本、フランス、アジアのショップデザインを手掛ける。ミラノサローネ、デザインマイアミ、コルトレイク国際インテリアビエンナーレなどで家具デザインを発表。2010年木村拓哉主演月9ドラマ「月の恋人」のデザイン監修。日本商環境設計家協会優秀賞、モスクワ建築インテリア国際フェスティバルインテリア部門優秀賞、アメリカ国際インテリアデザイン協会医療空間部門最高賞など。2011年より首都大学東京システムデザイン学部准教授、2016年より同大学教授。